思い出の地、松本へ!

 

 この度、木工学生時代を過ごした思い出の地、長野県松本市のお宿のオーナー様からご依頼をいただきました。

 現場は、松本城からほど近くのゲストハウス。築90年の古民家をリフォームされ昭和の造りが懐かしい建物です。内装は、現存するものを最大限に利用し、柿渋塗料など天然素材で建物の修繕をされていました。そして、海外からの旅行者へ日本の文化を楽しくご紹介したいというオーナー様のこだわりが随所に見受けられました。

 

 今回のご依頼内容は、外部引き戸の修理、プライベートキーの取り付け、お手持ち木材支給での階段下仕切り戸製作でした。水戸から工具や木工機械を持ち込み、全て現地での作業です。

 古いものは丈夫で長持ちとよく耳にします。修理・交換を施せばガタつきも無くなり、玄関の引き戸もスムーズに動くようになりました。支給していただいた仕切り戸製作用の木材は、もともとあったベッドを解体して出たものだそうです。今回のご依頼は、遠方ということもあり、築90年の建具修理は過去にもあまり無い経験でしたので、とても勉強になりました。

 

 このお宿のオーナー様も世界各地を旅されたバックパッカーでした。各国から訪れる旅人の疲れを癒やすコミュニティの場としても素敵な場所だと思います。共同スペースには、お子様と一緒に楽しめる昔のおもちゃや自転車、壁一面手作りの松本市地図などがあり、おもてなしの心遣いが嬉しいですね。また、二階のお部屋からは松本城が見える好立地のロケーションです。機会があれば私もゆっくり泊まってみたいですね^^

 

 

《ご紹介》

 

●”Thank you Hippopotamus Hostel”(宿/松本城近く)Instagram:@thankyouhippo

●”松本半弓”(娯楽と宿/松本駅近く)Instagram:@matsumotohankyu