伐って、使って、植えて、育てる

 

 写真の『現代林業』は、情報収集として取り入れている月刊誌です。林業の現場で働く女性の方たちが毎月表紙に登場しています。こちらの情報誌はA5サイズの小冊子。コンパクトで読みやすく、とても扱いやすいです。

 日本の国土の約70%を占める森林は、放置森林や林業の人材不足により、健全に機能していないといった課題が問題視されています。また、雨水の保水、二酸化炭素の吸収、土砂災害の防止、山菜・木材供給などの多面的機能から、森林は住環境にも大きな役割を担ってくれています。

 近年、新しい木造建築をよく見かけるようになったと思いませんか?これには様々な要因がありますが、ひとつは国産木材がちょうど収穫期を迎えたことに起因しています。そうなんです!木材も地産地消の時期にさしかかっているんです!地元の木で建てた家は長持ちするとよく耳にします。気候風土に合った木材を選択し、持続可能な森林循環利用に積極的にかかわっていく。未来に繋ぐ森と共生していくこの転換期に、木工事業を通して国産木材の魅力を伝える架け橋になれたらと、この本から学び改めて思う日々です。