古民家再生

 

 こんにちは!いかがお過ごしでしょうか?

 8月8日の立秋が過ぎ、秋めいてくるのかな?と思いきや、毎日30度を超えるこの暑さ。私共も体調管理に四苦八苦する今日このごろです…。

 とはいえ、今年はそんな暑さを吹き飛ばすかのように、水戸市中心街では4年ぶりの『水戸黄門まつり』が盛大に通常開催されました!久々のにぎわいに感無量。水戸駅北口前の大通り商店街はたくさんの人で活気にあふれていました^^

 

 さて今回は、古民家再生改修工事に携わらせていただいた現場の様子をご紹介したいと思います。

 既存の太い立派な躯体や瓦屋根はそのまま残し、畳つづきの間仕切りを撤去。天井が高く広々としたフローリングへとリノベーションする工事です。

 製作し納めたものは、格子建具、和室引き戸、収納棚、造り付け作業台、キッチンカウンターです。全体的に”和”を基調とした明るくモダンな造りから、とても落ち着いた雰囲気があり居心地の良さを感じます。施工につきましては、施主様、デザイン・設計士様、他職人様との打ち合わせや調整を何度も行い、使い勝手や配管・家電製品との兼ね合いなどを細かく確認しました。特に動線は、日々の暮らしの中でストレスを感じることのないよう設計したいものですよね。水廻りの効率の良さ、快適な空間づくりは、リノベーションの大きなテーマでもあります。完成後改めて屋内を見渡すと、それらがよく考えられている間取りで、生活しやすそうだな。という印象を受けました。

 

 代々受け継がれるこちらの木造家屋。むかしからある太い柱や梁と共に、今後のご家族様の新しい暮らしをぼんやりと想像するのも、この仕事に従事している中での密かな楽しみでもあります。