MOCTIONレポート

 

 こんにちは。

 突然ですが今回は、東京都新宿パークタワービル5階、『MOCTION』ショールーム訪問の様子をお届けしたいと思います。

 

 こちらは令和2年12月に開設され、国産木材について学ぶことのできるショールームとなっています。随時、企業の方や学生さんどなたでも自由に見学でき、日本の森林に関する資料が閲覧できる内容です。

 

 自治体展示エリアでは、定期的に入れ替わりで企画展が開催されていて、各地の木材利用の取り組みが紹介されていました。全国で実際にどんな木工製品が作られているのか興味がある方は面白いブースになるのではないでしょうか。

 

 館内には、館長である隈研吾氏の著作やこれまでに取り組まれたプロジェクト写真などの展示もありました。”これからの建築は、形を競うというよりも、空間の持ってる基本的な質感を楽しむとかね、そういう時代になってくる。”と記述されていらっしゃったのが印象的でしたね。建築に対する想いは人それぞれおありかと思います。そして、社会背景や自然環境によって変化が伴っていくことは受け止めなければならない事実が多いと思う反面、インターネット上ではあらゆる情報が錯綜し混乱してしまうこともしばしば。この見学を通して、木を扱う業界に携わり今後どのような取り組みを進めていったらよいのかを考える貴重な機会になり、また森林や木材に関する多様な角度からの情報は、個々人の考えにプラスとなる確かなヒントが隠されているのではないかと感じました。

 

 素材にこだわり、質を深堀りしていく作業は今後も続けていきながら、こうして足を運び五感で感じるという横への関心や知識を広げる活動はこれからもどんどん重ねていきたいですね。この度は、様々な事例や資料をご紹介してくださいましたスタッフの方に心より御礼申し上げます。ありがとうございました!